丸山議員問題「弁明聞いての対応が大事」二階氏

2019年05月23日 06:13

 自民党の二階俊博幹事長は21日の記者会見で、北方4島を巡る問題で「戦争しないとどうしようもなくないですか」などとした丸山穂高衆院議員に対し、辞職勧告決議ではなく自公が「けん責決議案」を国会に提出していることに記者団の質問に答えた。

二階幹事長は「一概の数字は言えないが、約10万票の得票をいただいて当選してきているということは、10万人の人たちのご意思があったわけで、そのことを一刀両断の下に断ち切るということについては慎重の上にも慎重であるべきだし、本人の弁明も十分聞いて対応することが大事だろうと思っている」と述べた。

 また、安倍晋三総理が17日の党全国政調会長会議で憲法改正について賛成か反対かは別にして議論すらしないのはおかしい。議論する政党がいいのか、議論しない政党がいいのか、参議院選挙で問うて行きたいと発言したが、争点の一つにするのか、と記者団に問われ党全国政調会長会議に出席していた二階氏ではあったが「総理から党やわたし(幹事長)に、党でどうこうするようにという話は聞いていない」と争点にするようにとの個別の指示は受けていない旨答えた。(編集担当:森高龍二)