韓海軍招待せず「波風立てて欲しくない」が本音

2019年09月25日 06:57

山村浩海上幕僚長は24日、韓国海軍を招待する環境は十分整っていないとして、10月14日に相模湾で行う海上自衛隊観艦式に招待しないと発表した。

 佐藤正久前外務副大臣は「前から言われていた事だ。仮に参加して、旭日旗の自衛艦旗にも観閲官の安倍晋三総理にも敬礼しなかったら、大変なことだ」とツイッターに書き込んだ。

 佐藤氏は「安倍総理が乗る旗艦が『いずも』ならば尚更のこと」と書き込み「翌週には即位の礼だ。波風を立てて欲しくない」と本音がにじみ出る内容になっている。

 「旭日旗」を巡っては、現在は海上自衛隊の「自衛艦旗」として使用されているが、歴史的に侵略を受けた側の韓国、中国では日本の軍国主義・侵略の象徴旗のイメージがあるとして、昨年10月も、韓国での国際観艦式に海上自衛隊による旭日旗掲揚を認めないとし、この対応に日本が参加を取りやめた経緯がある。

 また2020年東京オリンピック・パラリンピックの競技場に旭日旗を持ち込むことを巡っても北朝鮮メディアは「軍国主義の復活を試みるもの」と非難。韓国、中国も「旭日旗は周辺国に過去の軍国主義や帝国主義の象徴として認識されていることは日本側もよく知っているはずだ」と使用禁止を強く求めている。(編集担当:森高龍二)