請求直後に内閣府が名簿廃棄、強まる意図的廃棄

2019年11月28日 06:58

 内閣府が桜を見る会招待者名簿をシュレッダーで廃棄した5月9日の時刻が、日本共産党の宮本徹衆院議員から桜を見る会招待者名簿を請求された直後だったことが26日明るみになった。

 内閣府は総務課が人事課に資料要求が宮本議員から出ていることを伝えなかった理由として「総務課の資料で説明できると判断した」などと説明。しかし、国会での追及に「破棄したのでわからない」と逃げるばかり。

 宮本議員はSNSで「内閣府の説明は資料要求を受けたのが総務課で、シュレッダーしたのは人事課。総務課は人事課には伝えなかったとのこと。廊下はさんで向かいなのに。なぜ?」と意図的な廃棄への疑念を強めている。

 そのうえで「5月9日以後も、招待者名簿など桜つづり一式は保存されていたのではないか。政府にとって『破棄したのでわからない』という答弁ラインこそ、安倍首相を守るために重要で、破棄の経緯の説明はどれだけ矛盾に満ちてもやむなしとしているのではないか」と真相を究明する必要をより強くうかがわせている。(編集担当:森高龍二)