菅義偉官房長官は16日の記者会見で「桜を見る会」に対する安倍晋三総理の説明にマスコミ各紙の世論調査で「納得いかない」とする回答が7~8割にも及んでいることへの受け止めを聞かれ「世論調査についての個別のコメントは控えたい」とコメントを回避したうえで「調査結果を謙虚に受け止める」とした。
また菅官房長官は「国民の皆さんのご意見に耳を傾けながら、ひとつひとつ丁寧に対応していきたい」とも語った。
しかし「謙虚に受け止める」のであれば、政府として、国民が納得できる客観的資料を示し、野党側の質問に回答できるよう、菅官房長官が関係部局に指示すべき。「調査結果を謙虚に受け止める」との回答自体、現況では『内容の伴わない回答』になっており、「ひとつひとつ丁寧に対応する」との姿勢と乖離している。
記者団が、菅官房長官が調べるよう指示すれば進んでいくのではないかと求めたのには「色んな質問に今までにお答えしているのではないか。言われたことに対しては、できるだけ丁寧に説明していきたい」と述べ、指示する考えのないことを浮き彫りにした。(編集担当:森高龍二)