桜を見る会 「60」は総理の可能性濃厚に

2019年12月25日 06:14

 安倍晋三総理が公費で催した「桜を見る会」にジャパンライフ会長(当時)が招待されていた問題。『60』の区分が何を意味するのか。24日、安倍総理が招待者であったことを意味する可能性が相当濃厚になった。一層の真相解明が求められる。

 日本共産党の宮本徹衆院議員は国立公文書館で「平成17年桜を見る会決裁」のファイル写しを確認したことを自身のツイッターで紹介。内閣府が保存期間後に公文書館に移管したもの。

 そこにある「分野別招待者数」のとじ込みの「招待者内訳」では「60」は総理大臣推薦者枠の「総理」を指していた。「61」は「自民党」、「62」は「公明党」。この年のそれぞれが推薦した招待者数が記されており「60・総理、737人」「61・自民党・1483人」「62・公明党・200人」となっている。

 宮本議員は「招待区分『60』はやはり総理大臣」と指摘。「昨日(23日)の内閣府の説明、60番台は官邸・与党、というのとも符合します」と書き込んだ。政府の説明に虚偽の疑いが強まっている。(編集担当:森高龍二)