総理が公費で主催する「桜を見る会」に「私人」であるはずの安倍昭恵総理夫人が参加者推薦枠を持っていたことが明るみになっているが、昭恵総理夫人と懇意の人物が役員を務める業者が桜を見る会の飲食物を2014年~19年まで提供してきたことが7日の野党追及本部によるヒアリングで取り上げられ、公平な入札が行われてきたのか、疑問が提起された。
19年の桜を見る会開催日の約1か月半前に、この業者と内閣府は打ち合わせをしていた。内閣府担当者は「打ち合わせというより、前年の改善点、気づいた点を聞いた」などと釈明。「公平性に問題はない」と開き直った。
出席議員からは「改善点を聞くなら、なぜ(催しが)終わってすぐでなく、入札の直前にやるのか」「打つ合わせをした業者が圧倒的に有利なはずだ」など内閣府の対応に強い疑問を投げた。野党の追及本部は、このような打ち合わせをいつ頃からしているのかを調べて提出するよう求めた。この業者がこれまでに受注した額は累計で1億円を超える。(編集担当:森高龍二)