「桜」昭恵総理夫人に関わり深い人ら多数

2020年01月29日 07:08

 安倍晋三総理が公費で主催する「桜を見る会」に自身の地元後援会員らを多数招待し「私物化」が指摘されている問題で、28日の衆院予算委員会では安倍昭恵総理夫人の推薦で昭恵氏が作ったマラソンチームや昭恵氏率いる手話ダンス関係者ら昭恵氏にかかわり深い団体関係者らが多数入っていることが具体的な団体名をあげ指摘され、疑問が投げられた。

 安倍総理は「地元の(自身の)事務所が各界で活躍されている人を幅広く把握する観点から(私が)妻の意見を聞くこともあった」と述べ「事務所に推薦記録が残っていないため、具体的な数などはわかっていないが、妻の意見を参考として私が事務所に伝えたこともあった」と答えた。日本共産党の宮本徹議員が質した。

 宮本議員は党機関紙「赤旗」記者が1日調べただけでも「143人いたことがネット上で確認できた」とし「昭恵氏が名誉会長を務めたスキーイベントの方が毎年約20人参加、昭恵氏が作ったマラソンチームが11人、昭恵氏が名誉顧問だった女性農業団体関係者が10人、昭恵氏が率いる手話ダンスなどなど」をあげ「毎年、招待されていたということも分かった」として「夫婦そろって私物化しているのではないか」と追及した。(編集担当:森高龍二)