名前の公表前提に「桜」招待すること明記が必要

2020年01月29日 07:03

 国民民主党の原口一博国対委員長は27日、衆院予算委員会での「桜を見る会」をめぐる官僚答弁に「官僚が何を隠そうとしているのか、今日の質疑で明らかになった。安倍総理の犯罪を構成する事実を隠そうとしている疑いが極めて高くなった」と徹底追及する考えを改めて鮮明にした。

 招待者への案内状に付された受付番号「60」について今井雅人議員や大西健介議員が質したのに対し、内閣府の大塚幸寛官房長は「招待者名簿も廃棄するため、個別番号の意味については定かではない」などと、逃げの答弁を繰り返した。

 また、安倍晋三総理は「桜を見る会の個々の招待者については個人に関する情報であるため招待されたかどうかも含めて従来から回答を控えさせて頂いている」ともっともらしいが全く理解できない答弁を繰り返した。

 桜を見る会は功労・功績のあった人らを招待する催しで、税金で総理が主催する。園遊会や叙勲などと同様、栄誉なことで、名前を公表されても個人に被害は生じないはず。総理は叙勲・褒章などのよう名前の公表を前提にしていないことも理由にあげた。今後は、公費での招待なので、名前の公表を前提に招待していることを明記することが求められよう。(編集担当:森高龍二)