安倍晋三総理は自身の地元後援会員らに「あべ晋三事務所」名で呼び掛けた「桜を見る会のツアー」について、27日の衆院予算委員会で「ツアーそのものの主催者は旅行代理店だ」と信じがたい答弁を行った。安倍総理は「安倍事務所が(ツアー会社を)支援した。旅行会社が主催した」と重ねて説明した。
質問した今井雅人議員(立憲・国民・社保・無所属ファーラム)は「その答弁にはびっくりした」と総理答弁にホントにあきれ驚いたようだった。
総理の説明だと、ツアー会社に協力して、安倍事務所が安倍晋三後援会員らにツアー参加を呼びかけ、ファックスなどで参加の取りまとめまでしていたことになる。それでも旅行代理店が主催と答えた。
「あべ晋三事務所」が後援会員に案内した文書では「平成30年2月吉日」のものは「あべ晋三事務所、電話・・・」とあり、「桜を見る会について(ご連絡)」「別紙アンケート用紙にご記入のうえ、期日までにご返信くださいますようお願いいたします。夕食会については「主催 あべ晋三後援会」とある。
安倍総理は、夕食会は安倍晋三後援会が主催したが、ツアーは旅行会社が主催した、と主張。参加を申し込んだ男性に届いた文書には「桜を見る会、安倍事務所ツアー・スケジュール」とある。安倍総理の不可解な答弁が続いている。(編集担当:森高龍二)