海上自衛隊護衛艦たかなみ、中東へ向け出航

2020年02月04日 07:02

 海上自衛隊護衛艦「たかなみ」が2日、自衛隊設置法を根拠に情報収集活動として中東へ向け横須賀港を出た。中東派遣は憲法違反だと小船を出し反対する抗議活動もあった。

 安倍晋三総理は自衛官への訓示で「(海上自衛隊が向かう海域は)年間数千隻の日本関係船舶が航行し、我が国で消費する原油の約9割が通過する。そこは日本国民の生活を支える大動脈・命綱と言える海域。これら日本関係船舶の安全を確保することは政府の重要な責務であり、そのために必要な情報収集を担う諸官の任務は国民の生活に直結する極めて大きな意義を有するもの」と強調した。

また「諸官の任務遂行に当たって、関係国の理解とこの地域の緊張緩和と情勢の安定化のための努力が必要なことは言うまでもありません。日本ならではの外交努力を尽くしていく」と述べた。

安倍総理は自衛官の家族らに「御家族、関係者の皆様には心配や不安もある中、伴侶であり、お子さんであり、お父さんである、大切な方々をこのように任務に送り出していただき心から感謝を申し上げたい」と述べ「乗員諸官が安心して任務に専念し、その任務を無事完遂できるよう、御家族の皆様が安心して日々を過ごしていただけるよう、政府として万全の態勢をとることを約束する」と述べた。約1年の期間、情報収集活動にあたる。

ただ、今回の派遣については国会閉会中の閣議決定により、国会審議もないまま、防衛大臣命令で行われていることには、今後の悪しき前例になるのではないかと懸念や疑問の声が出ている。(編集担当:森高龍二)