与野党の国対委員長会談で注目の予算委員会の日程が衆議院では27日、28日に、参議院では29日、30日に開かれることが決まった。31日には午前中に衆議院で、午後には参議院で安倍晋三総理の政治姿勢に関する集中審議が設けられた。
国会論戦の代表質問、答弁とは異なり、予算委員会では一問一答になるため、公費で総理が主催した「桜を見る会」の私物化疑惑をはじめ、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業にまつわる一連の問題、自衛隊を中東に派遣することを決めた妥当性や必要性、米国いいなりの外交姿勢にどこまで総理を切り込めるか、野党への期待とともに力量が問われることになりそう。
また大学共通テストでの英語民間試験の導入経緯や国語・数学の記述式試験の導入に絡む利権疑惑に対してもどこまで追及できるかにも注視される。
ネット上では「なぜ消費税が上がったのに、社会保障に回らないのかも聴いてほしい」という声も。立憲民主党の蓮舫副代表は「本会議質問は代表質問、続いて答弁と双方向の質疑がない形ですが、予算委員会は間近で、直接の質疑やり取りとなります。ご飯論法は通じさせません。しっかりと答えてもらいます」と総理への一問一答の機会を逃さない姿勢をツイッターに書き込んだ。(編集担当:森高龍二)