菅義偉官房長官は日本を含めニュージーランド、パプアニューギニア、オーストラリアなど世界の17カ国の首脳らが参加する「太平洋・島サミット」の来年の国内開催地を「三重県志摩市に決定した」と3日発表した。開催地を希望する自治体から公募していた。
菅官房長官は選んだ理由について「三重県は漁業資源の持続可能な利用や防災対策などの点から太平洋島嶼(とうしょ)国と共通の課題解決に向けて取り組んでいる」とし「高校生の交流や環境分野での民間の協力などを通じて、太平洋島嶼国とのつながりがある」とした。
そのうえで「政府としても三重県志摩市で『太平洋・島サミット』を開催することで太平洋島嶼国が重視する『海との共生』や防災対策の重要性を共に発信し、協力関係を強化していく考えだ」と述べた。
太平洋・島サミットは1997年から3年に1度開催されている。外務省は「太平洋島嶼国等の首脳レベルを日本に招き、太平洋島嶼国・地域が直面する様々な問題について率直な意見交換を行いたい」としている。(編集担当:森高龍二)