VW、ジュネーブショー中止、カンファレンス予定時刻にWebで新型EV「ID.4」発表

2020年03月04日 06:18

The new Volkswagen ID.4

中止となったジュネーブショーのため、予定されたプレスカンファレンスの時刻(日本時間3日17時10分)に公開されたフォルクスワーゲンの電動SUV「VW ID.4」プロトタイプ

 3月3日からスイス・ジュネーブで開催予定だったジュネーブ国際モーターショーが、一連のコロナウイルスの蔓延を受けて中止となった。フォルクスワーゲン(VW)は、このジュネーブで世界初公開する予定だった新型ピュア電動車「VW ID.4」をWebオンラインストリーミングで公開した。

 VWは、世界で人気が急速に高まっているコンパクトSUVセグメントに電気自動車の「ID.4」を投入する。その特徴は、VW車らしいスタイル、先進的な機能、そしてゼロエミッションによる走行だ。VWは中止になったジュネーブショーを受けてWebで、この初の電動SUV「ID.4」のプロトタイプを公開した。

 この2番目の「ID.」ファミリーは、2020年に欧州で発売する予定。このクルマは、「ID.3」と同様にVWのモジュラーエレクトリックツールキット(MEB)を採用している。

 「ID.4」は、その生産過程においてもCO2 ニュートラルな方法で行われる。このクルマは、コンパクトEVの「ID.3」と同様、高い拡張性を特徴とする MEBをベースにしており、コンパクトなボディでありながら広い室内、スポーティなキャラクター、直感的な操作方法、完全なコネクテッド機能など、「ID.」ファミリーの長所をすべて備えている。

 同時にVWは、「ID.3」の量産モデルも初めて公開した。「ID.3」は、バッテリー容量の異なる3 種類のグレード「Pure」「Pro」「Pro S」をラインアップし、顧客はその3種類から選択可能だ。

 これにより、VWの電動化攻勢が開始され、戦略的な新しい計画では、以前に発表された計画よりも大幅に台数が増加され、 2025年までに最大150万台の電気自動車を生産するという。

 「ID.4」は、数多くの駆動コンポーネントを利用することでき、最初に後輪駆動モデルが発売され、その後パワフルな電動4輪駆動モデルが追加される予定だ。

 高電圧駆動用電池はパッセンジャーセルの下に設置され、低い重心とバランスの取れた軸荷重配分が実現した。バッテリーへの充電は標準で、 AC(交流)、DC(直流)、三相交流で行なうことができる。おおむね1回の充電で最大500kmの走行が可能だ。 発売時期、価格などについての言及は無い。(編集担当:吉田恒)