東京五輪・パラリンピック、1年程度延期決定

2020年03月25日 08:33

 東京オリンピック、パラリンピックの開催が1年程度延期されることがIOCの理事会で24日、決まった。

安倍晋三総理はIOC理事会開催前にIOCのトーマス・バッハ会長と電話会談し、その後の記者会見で「東京オリンピック・パラリンピックの中止はないということについて確認した」と語り「遅くとも2021年の夏までに東京オリンピック・パラリンピックを開催するということで合意した」と語った。

 安倍総理は会談で「開催国日本として、東京五輪について、現下の状況を踏まえ、世界のアスリートの皆さんが最高のコンディションでプレーでき、観客の皆さんにとって、安全で安心な大会とするために、おおむね1年程度、延期することを軸として検討していただけないかと提案した」と説明していた。

 安倍総理は「人類が新型コロナウイルス感染症に打ち勝った証として、完全な形で東京オリンピック・パラリンピックを開催するために、IOCバッハ会長と緊密に連携していくということで一致したところであり、日本は日本として、開催国の責任をしっかり果たしていきたい」と述べた。(編集担当:森高龍二)