東芝がインドネシアでアプリ搭載のタブレットを発売

2011年12月09日 11:00

 東芝は、インドネシアにおけるタブレットの普及拡大に向け、現地の大手メディア企業であるコンパス・グラメディア社(以下、コンパス社)と電子配信サービスで提携し、インドネシア市場向けに、同社が展開する雑誌等の電子配信サービスを楽しめるアプリケーションを搭載したタブレットの新商品「REGZA Tablet AT1S0」を12月15日に投入する。

 今回の提携は、今後タブレットの需要拡大が見込まれるインドネシア市場において、現地で新聞や雑誌、テレビなどの情報配信事業を手がけ、雑誌等の電子配信サービスの拡充も目指している大手企業のコンパス社と連携することにより、現地需要に合致したサービスを提供することを目的としている。あわせて、同社とともに機器・サービスが一体となった共同プロモーションなどを展開することで、他社と差異化し、当社のインドネシアにおけるタブレットのシェア拡大を推進。「REGZA Tablet AT1S0」にコンパス社が手がける電子配信コンテンツを楽しむためのアプリケーションを標準搭載することでニュースやスポーツ、ファッションやインテリアなど、7種類の無料コンテンツと1種類の有料コンテンツが楽しめるという。

 タブレットは、今後、新興国市場での継続的な規模拡大が見込まれる。同社は、今回の提携を皮切りに、電子書籍やアプリケーションなど、各種サービスを提供するのに適した機器やソフトウェア等の開発も視野にいれ、コンパス社とのさらなる連携も含めた、優良ローカルパートナーとの提携も進めていく。