JFEエンジニアリングが大型都市環境プラント建設を受注

2011年12月09日 11:00

 JFEエンジニアリングは、豊中市伊丹市クリーンランドより発注される、都市環境プラント建設を受注した。同工事は、ごみ焼却施設(ストーカ式焼却炉 525t/日)の設計・施工および既存粗大ごみ処理施設の解体撤去、土壌汚染対策を請け負うものだという。

 本年10月に行われた総合評価一般競争入札において、同社は、本施設のコンセプトである「森の中の再生工場」を施設計画において具体化し、環境への配慮や市民からの親近感を重視した提案を実施した。施設緑化については、同様施設に類を見ない9407m2分の面積に施工。また、施設見学者の方への対応については、炉体を至近で確認できるガラス張りの見学動線など充実した見学機能を整備する。

 一方、同施設は廃棄物をエネルギーに変換するための社会的に重要なプラント。同社は、高性能かつ経済的なプラントを建設するために、昨年自社開発したハイパーZシリーズの最先端技術を提案に取り入れた。同社独自技術である高温空気吹き込みと排ガス再循環による低空気比燃焼により、国内トップクラスの発電効率22.4%を実現する。これらの提案により、「環境に配慮した施設」、「安全で安心な市民に愛され貢献する施設」、「経済性に優れた施設」の審査項目全てにおいて、最高の評価を得ているという。

 同社は、世界最高の技術をもって、循環型社会の構築や環境保全に貢献していく。