安倍晋三総理は新型コロナウイルス感染症対応での第2次補正予算案の概要を、今月27日をめどに決定し、速やかに国会に提出する考えを19日開いた「国と地方の協議の場」で語った。
安倍総理は39県について緊急事態宣言を解除したが、残りの地域についても21日を目途に、専門家に状況評価を受け「可能であれば31日の期間満了を待つことなく、緊急事態を解除したい」とした。
そのうえで「コロナ時代の新たな日常を取り戻していくため、もう一段の新たな対策が必要と判断し、雇用調整助成金の抜本的な拡充、中小・小規模事業者の家賃軽減への新たな支援制度創設、学生支援のための新たな仕組み創設、医療現場が抱える課題解決に向けた強力な支援、金融機能の強化に向けた対応を柱とする第2次補正予算の編成に着手した」旨を紹介した。
学生支援では大学生、大学院生、専門学校生、短期大学生らを対象に、バイト収入が激減した学生に10万円、住民税非課税世帯には20万円を支給することを閣議決定している。また雇用調整助成金では日額上限8330円を特例で1万5000円に、家賃支援については家賃の3分の2相当を半年分支給する(中小・小規模事業者には月50万円、個人事業主には月25万円をそれぞれ上限とする)方針で、支援する。(編集担当:森高龍二)