定期的に水分補給を」熱中症で救急搬送1万超

2020年08月07日 06:18

 連日の猛暑、マスク着用で熱中症のリスクが高まる中、6月1日~先月26日までの間に、すでに1万2294人が熱中症により救急搬送されていたことがわかった。対前年同期比で590人、率にして5%増になっている。

 高市早苗総務大臣は「(新型コロナウイルス対策で)マスクを着けていると喉の渇きを感じませんが、定期的に水分補給を」とこまめな水分補給を呼び掛けるなど、注意喚起した。

 高市大臣は4日の記者会見で「今後、気温上昇に伴って熱中症による緊急搬送者も増加することが考えられる」とし「特に社会全体として新型コロナウイルス感染症に留意した対応が必要で、熱中症予防対策についても従前からの『エアコンの上手な使用』や『水分補給』といった対応に加え、換気やマスクなどの『新しい生活様式』と両立させた行動が求められている」と強調。

 高市大臣は「消防庁では『新しい生活様式』にも対応した熱中症予防啓発動画を『ハローキティ』と連携して新たに作成し、消防庁ホームページで公開を始めた」と紹介。「国民の皆様におかれましても十分な健康管理に努めていただくようお願いしたい」とコロナ対策と熱中症対策、両方に気配りしながら健康管理に留意するよう呼びかけた。(編集担当:森高龍二)