立憲民主党の福山哲郎幹事長は25日の参院予算委員会質疑終了後、記者団の質問に答え、新型コロナウイルス感染症対策について「年末から年始、年度末にかけて失業者やホームレスがより増えたり、自殺者数が増えることがないよう取り組むのが政治の役割だ」と強調。「そうしたことが起こったとすると菅政権の不作為の責任は非常に重い」と迅速・積極的な対応を強く求めた。
福山氏は子育て世代への臨時特別給付金の再給付など、コロナ禍の影響を特に受ける人たちへの対応など、予備費7兆円で早急な対策を行うように求めている。予算委員会での対応要求に対し菅義偉総理の反応について「一定理解を示していただいたような雰囲気が見えたことについては良かったと思う」としたうえで、具体策を注視していくとした。
また、野党の役割については「政権のチェック、監視と政権に代わる新たな政策、提案をするという、両方の機能を持たなければいけない」とし、桜を見る会前夜祭問題や日本学術会議問題など「違法な行為や何らかの疑惑が起こったときに野党が監視の役割を果たさなければ日本の立法府は死ぬことになる」と強調した。(編集担当:森高龍二)