GoToが感染拡大につながった可能性

2020年11月22日 08:15

 立憲民主党の安住淳国対委員長は19日、新型コロナウイルス感染症感染者が急速に拡大している状況について、GoToキャンペーンが感染拡大につながった可能性が極めて高いとし「地域によっては一度立ち止まる」必要があるとした。

 安住氏は「制度を残したとしても、感染拡大に手を貸すような結果になっては政府の責任が問われるのではないかと強く申し上げたい」と感染拡大地域での適用を見直すよう提起した。

 また安住氏は「このまま感染拡大が続けば、多くの高齢者が感染し重傷者が増える恐れがある」と懸念。「医療機関などに対する考え方も率直に申し上げて政府(の認識)は甘いと思っている」とした。

 そのうえで、安住氏は「経済を優先するために感染を増やすというふうな姿勢の政府と経済は回すかもしれないけれど、感染者がある程度のところまできたらブレーキをかけるべきだという我々とは考え方に根本的な差があるのではないか」と党の立ち位置も強調。25日の衆参予算委員会(集中審議)がひとつの山場との認識を示して「国民の前でこうした議論をしっかりしていきたい」と語った。(編集担当:森高龍二)