8羽のトキが12月10日午後2時に新潟空港から中国にわたる。日中両国政府の合意により、中国から供与されたトキから誕生した新たな命は偶数子、奇数子で所有権を決めている。
今回、12歳のメス・美美(メイメイ)と8歳のメス・溢水(イーシュイ)から誕生したトキの奇数子と8歳のオス・華陽(ホワヤン)の子どもの偶数子は中国に所有権が帰属することから、昨年誕生したオス3羽、メス2羽と今年誕生したオス3羽を中国へ返還する。
トキ受入証明署名式は新潟空港で10日午前11時半から日中代表団により行われる。これまでに平成14年、15年、19年、21年の4回返還が行われ、28羽が中国に返還されている。今回の返還は5回目になる。(編集担当:福角忠夫)