菅義偉総理は28日の記者会見で変異種の新型コロナウイルスが英国などで発見されていることを踏まえた措置をとっていることを説明するとともに「静かな年末年始をお過ごしいただきたい」と改めて感染拡大防止への理解と協力を国民に求めた。
政府は28日午前0時から全ての国・地域(既に23日及び25日に決定を行っている英国及び南アフリカを除く)からの新規入国を拒否する措置を始めた。1月末まで続く。
菅総理は「国民の皆さんの命と暮らしを守るために、先手、先手の対応だ」とし、イギリスで感染力のより強い新型コロナウイルスに変異していることを踏まえての措置だと説明した。そのうえで「感染防止対策は従来のウイルスと一緒」と述べ「手洗い、マスク、感染症対策を徹底して行っていただきたい」と国民に呼びかけた。
また、新型コロナウイルス特措法改正案について「営業時間短縮をより実効的なものにするため、特措法改正を視野に入れている」とし「専門家の皆さんの議論が始まったばかりなので、そうした状況も含めながら、できるだけ早く国会に提出したい」と早期に国会に提出し、成立を図りたい考えを述べた。(編集担当:森高龍二)