菅義偉総理は2020年度「防衛大学校」卒業式で「将来、様々な任務を担う諸官に対し、2点を強調したい」と訓示し(1)強い意志を持って、進んで新しいことに挑戦し、将来の変化に的確に適応するよう、また(2)同盟国や友好国と積極的に交流し、信頼関係を構築するよう期待した。
菅総理は「複雑化する安全保障環境下では、もはや、どの国も一国のみで自国の平和と安全を守ることはできない。同盟国や友好国との協力が不可欠」と述べ「私自身、来月予定している訪米も通じて、バイデン大統領との個人的信頼関係を深めつつ、日米同盟の更なる強化にしっかりと取り組む決意だ」と述べた。
また「あらゆる機会をとらえて首脳外交を積極的に展開し、各国との関係強化にも努めていく」と述べた。
また「各国軍隊と固い絆を築くことができるのは自衛隊をおいて他にない。1人ひとりが防衛、当局間と対話や共同訓練などを通じ、地域の安全保障の要となる軍事面の絆をより一層強固なものにしてください」と訓示した。今春の卒業生は約500人。任官拒否者が28人いた。(編集担当:森高龍二)