防衛相には自発的辞任促がすべき 磯崎議員

2011年11月22日 11:00

 国賓として来日されたブータン王国国王陛下と同王妃陛下を歓迎する宮中晩餐会に招待されながら出席せず、同僚議員の政治資金パーティに出席し「宮中晩餐会が開かれているが、こちらに来ている」と発言していた一川保夫防衛大臣の発言が21日開かれた参議院予算委員会で取り上げられた。

 質問に立った礒崎陽輔議員(自民党)は「極めて失礼な発言で、総理は(一川防衛相に対し)自発的辞任を促がすべきだ」と国賓、皇室に対して一川防衛相の発言は失礼で、厳重注意で済まされることではないと迫った。

 この発言については宇都隆史議員(自民党)も17日の参議院予算委員会でとりあげ「大臣として失格だ」と追及。一川防衛相は「大変申し訳なかった」と陳謝していた。

 野田佳彦総理は「一川防衛相の発言は軽率であったので、厳重注意をした。本人も反省している。そのことを踏まえて、きちっと職責を果たして頂きたい」と答えた。(編集担当:福角忠夫)