総理、APEC非公式首脳会合で安全五輪へ決意

2021年07月18日 09:15

 加藤勝信官房長官は15日、菅義偉総理が16日夜、テレビ会議方式で開催されるAPEC(アジア太平洋地域の21の国・地域が参加する経済協力の枠組み)の非公式首脳リトリート会合に出席すると発表した。

 加藤官房長官は「APEC議長のニュージーランドが新型コロナからの経済回復にAPECとしてどのように取り組むべきか、幅広く議論したいとの強い意向を有され、秋の定例の首脳会議とは別に特別に開催されることになった」と説明。

 そのうえで「コロナ危機への対応、経済回復の加速のためのAPEC各エコノミー間の連携強化について議論される予定」とし「菅総理からは新型コロナウイルス感染症の収束に向けたワクチンへの公平なアクセス確保、自由で公正な経済圏の拡大等について発信する。同時に1週間後に迫る『東京オリンピック・パラリンピック競技大会』を安全・安心な形で開催する決意を発信していただく」と述べた。

 6月開かれたオンライン形式でのAPEC貿易相会合ではコロナワクチンの安定的供給へ流通・輸送の迅速化を進めることで一致している。APECでは、今後、8月に食料安全保障担当大臣会合、9月に大臣級での「女性と経済フォーラム」、10月に中小企業担当大臣会合、財務大臣会合、11月に閣僚会議と首脳会議を予定している。(編集担当:森高龍二)