転職で最も優先するのは全年代「仕事内容」

2011年11月21日 11:00

 就職や転職情報のサービスを行っている日経HRが転職意識に関するアンケートを転職情報サイトの会員を対象に10月に行った結果、1442人から回答があった。

 その結果、20代、30代では転職の動機の多くは「年収をあげたい」(20代47%、30代49%)と年収を動機にあげていたが、40代、50代では「会社の先行きが厳しく不安なため」(40代、50代ともに41%)と生活防衛のための転職をあげる人が目立った。

 一方、転職先を選ぶ場合、最も重視するのは何かでは、年収を選んだ人は13%、年代でも20代では11%、30代で12%、40代で14%、50代で15%といずれも10%台にとどまり、勤務地を選んだ人も9%に留まっていた。

 逆に、いずれの年代でも最も多かったのは「仕事の内容」で、平均で55%。年代別では20代で53%、30代で50%、40代で55%、50代では62%にのぼっていた。やりがいを最も大きな要素に選択する傾向が伺える。

 また、転職で心配なことでは「自分の年齢にあった求人があるか」が66%で最も多く、「自分の経験が生かせる求人がるか」という不安も63%にのぼった。

 このほか「自分の経験が一般と比較して十分なものか」(33%)「自分の年齢にあった年収があるか」(33%)「キャリアアップが可能か」(29%)などが多かった。(編集担当:福角忠夫)