訪米より国会で必要な補正予算措置をと福山氏

2021年09月12日 08:34

 立憲民主党の福山哲郎幹事長は9日、菅義偉総理が訪米を調整していることに関して「各国首脳とお目にかかって国際公約を約束できないし、そこで発言したことに対して将来的に責任が持てない総理が外遊することには、なぜ(総理・総裁を)辞めると言って訪米するのか、いささか理解に苦しむ」と述べ、「それなら臨時国会を開いて、国会に出てくるべきだ」と国会でコロナ対策に必要な予算など決めるべきだとの考えを強調した。

 福山氏は「今日の議院運営委員会でも菅総理は出て来られなかったし、臨時国会も開かない。コロナ対策に専念するとおっしゃられた総理が、なぜ国民に説明しようとしないのか全く理解できない」とコロナ対策に専念するとした言葉と整合性がとれないことを指摘した。

 福山氏は「国民の生活、低所得家庭の困窮、さらには事業者の厳しい状況。なぜ臨時国会を開いて補正予算を組もうとしないのか。今日、総理が国会に出てこられなかったことは甚だ遺憾だ」とした。(編集担当:森高龍二)