立憲民主党の枝野幸男代表は7日の記者会見で政権を任されれば新型コロナウイルス感染症対策のために官邸に総理直轄で官房長官をトップとした司令塔「新型コロナウイルス対応調整室」を設けると語った。
枝野氏は調整室で権利と役割を整理し、専門家チームを見直して強化する。感染症が落ち着いてきた段階で、新型コロナウイルス対応調整室を発展させ、「危機管理・防災局」にする考えだとした。
真水で30兆円規模の補正予算編成に関しては「泉健太政務調査会長と江田憲司経済調査会長に指示をしており、まとまったときに発表する。初閣議ではその方針に基づいて財務大臣、各省に指示する」とした。
枝野氏は来年度の予算編成に関しても「時代錯誤の予算編成は抜本的に見直さざるを得ない」とし、新政権誕生の際には「概算要求を抜本的に見直すことを決定し、指示する」考えを示した。
枝野氏は「政権を代えるのが私の責任と強く感じている。必ずそれを実現したい」と決意を隠さなかった。
枝野氏は「持続化給付金や困窮状態にある皆さんに対する給付金を支給するよう国会に法案を出している。そうしたものを審議していただきたい。財源の裏付けが足りなくなる予備費の積み上げも具体的に提案している。国民生活を守るため、憲法上の義務を守るため、政府与党は国会を開かなければ。それは国民に目を向けていないことだ」と早急に国会召集をするよう改めて求めた。(編集担当:森高龍二)