評価書 年内に提出したい思いで準備と玄葉外相

2011年11月15日 11:00

 玄葉光一郎外務大臣は米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への代替施設建設に向けた環境影響評価書の提出について14日開かれた参議院沖縄および北方問題に関する特別委員会で島尻安伊子議員(自民党)の質問に答え「環境影響評価書を年内に提出したいという思いがあり、準備をすすめている」と語るとともに「(沖縄のみなさまに理解と協力を得るため)ありとあらゆる努力をしていかねばならない」とした。

 また玄葉外相は国土の0.6%の沖縄に日本における米軍専用施設の74%があるという状況からの沖縄県民の負担に理解を示しながら「抑止力を減じない範囲で、沖縄の負担軽減をさせるためにぎりぎりの努力をしていきたい」とした。

 また、渡辺周防衛副大臣は「環境影響評価書は年内に出すための準備をしている。年内に出すことを約束しているわけではない。沖縄県と真摯な議論をしていくべきと思っている」とした。(編集担当:福角忠夫)