ひげの隊長で知られる自民党外交部会長の佐藤正久参院議員は23日、ロシア外務省が在ウクライナ大使館、領事館職員らをウクライナから出国させる決定をした報道を受け「大使館や領事館で書類等を燃やす煙も確認。露軍の体制も攻撃準備に近くなりつつある。外交的、軍事的な威嚇で終わることを願う。侵攻なら多くの犠牲者が出る」と強い懸念をツイッターで発信した。出国は近く始まるという。
佐藤議員は岸田文雄総理がウクライナへのロシアの一連の行為に対して制裁措置を発表した報道をツイッターに添付し、内容が(1)親ロシア派の2つの共和国(ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国)関係者の査証発給停止および資産凍結(2)その2つの共和国との輸出入の禁止措置の導入(3)ロシア政府による新たなソブリン債の国内における発行流通の禁止であることも発信した。
戦場のカメラマン・渡辺陽一氏はツイッターで「約19万のロシア軍はウクライナの北方、東方、南方にコの字型で兵力を布陣。ウクライナ国内では西部リビウへの避難者が急増。ウクライナのゼレンスキー大統領は欧米諸国への緊急軍事支援を再要求」(21日)。
「ロシア軍が両国(ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国)への平和維持を大義に軍事駐留する外交戦術」(22日)であるとし「今後この地域(ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国)はロシア政府の枠組み編入となり軍事連隊・平和維持の為の軍事基地を構築していく方針」(23日)と発信した。(編集担当:森高龍二)