岸田文雄総理は28日、濱口竜介監督作品の映画「ドライブ・マイ・カー」が第94回米国アカデミー賞国際長編映画賞を受賞したのを受け、祝福のメッセージを発表した。同賞の受賞は日本映画としては13年ぶり、2度目。
岸田総理は作品について「登場する人物が行き場のない喪失を抱えながらも、希望へと一歩を踏み出していく姿を描く本作は、観る人に特別な共感を呼び、言語や国境を越え高く評価されたものと思います。また、広島の都会的な街並みや名建築、瀬戸内の美しい島々の風景などが多く描かれていることも、作品の魅力の一つだと思います」と評した。
そのうえで「映画は海外への文化発信手段としても極めて有効な媒体」との認識を示し「ソフトパワーの源泉となる文化芸術活動への支援強化に取り組み、世界に日本文化の魅力を発信するとともに新たな創造を支える」姿勢を語っている。(編集担当:森高龍二)