岸田文雄総理は21日、ジャシンダ・アーダーン・ニュージーランド首相と会談し、その後、両国首脳共同声明を発表。この中で、両国首脳はロシアのウクライナ侵略とこれに伴う民間人殺害など非人道的な行為を強く非難。
また中国・新疆ウイグル自治区の人権状況や英中共同声明及び香港基本法に記された高度な自治を損なう香港の権利や自由の侵害について重大な懸念を表明した。
また北朝鮮に対し「核兵器及び弾道ミサイル開発を強く非難。両首脳は北朝鮮に対し、挑発的な行動を停止し、関連する国連安保理決議の下での全ての義務を完全に遵守するよう求めた」。
共同声明ではロシアによるウクライナ侵略に関し「ルールに基づく国際秩序に対する深刻な脅威であり、インド太平洋地域を含め、欧州をはるかに超えた影響を及ぼしている」との認識で一致。「両首脳は日本及びニュージーランドが、ロシアによるウクライナへの違法な侵略に対する明確な非難を改めて表明し、ロシアの即時撤退を要求。民間人の殺害を含むロシアの非人道的な行為を強く非難。ウクライナの主権及び領土の一体性に対する一貫した支持とウクライナ国民に対する支援について連携する意図を確認した」としている。(編集担当:森高龍二)