力による一方的現状変更許してはならない 総理

2022年03月06日 10:03

 岸田文雄総理は日米豪印首脳テレビ会議後の4日未明記者会見し、インド首脳とのやりとりについて「詳細は控える」とした。そのうえで「今回のような力による一方的な現状変更を、インド太平洋地域において許してはならない、こうした状況だからこそ『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けた取り組みを一層推進していくことが重要というについては一致できた」と強調した。

 また岸田総理は日米豪印首脳会合を数か月以内に東京で対面により開くことで合意した、と語った。インドはロシアのウクライナへの侵略行為を非難する国連決議で「棄権」している。

 岸田総理は4者首脳会談で「ロシアによる侵略は力による一方的な現状変更の試みであり、国際社会の秩序の根幹を揺るがすもので、ロシアを厳しく非難する」と改めて、日本政府としてロシアのウクライナへの侵略行為を厳しく非難する意思を明示したことを示した。

 また「日本として、G7を始めとする国際社会と緊密に連携し、迅速に厳しい措置を打ち出していることやウクライナへの支援についても紹介した」と述べた。(編集担当:森高龍二)