岸田文雄総理は29日、外遊にあたり、記者団に「これから、アジアの戦略的なパートナーであるインドネシア、ベトナム、タイ、G7メンバーのイタリア、英国、こうした国々を訪問させていただきます」と述べ「是非、それぞれの首脳との間において、ウクライナ情勢をめぐって率直な意見交換を行い、連携を確認したい」と語った。
また「自由で開かれたインド太平洋、実現のための具体的な協力について確認していきたい」と成果を上げたい考えを示した。また「全体を通じて、いわば平和を守るための訪問を行っていきたい」と語った。
岸田総理は29日から5月6日の日程で、インドネシア、ベトナム、タイ、イタリア、英国を訪問する。
松野博一官房長官は、総理の訪問目的について「地域・国際情勢や二国間関係等、幅広い議題について議論する予定」とし「インド太平洋地域における戦略的パートナーであるインドネシア、ベトナム及びタイやイタリア、英国との間ではこれまで様々な協力を進めてきている。今回の訪問を通じ『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向け、各国との更なる協力関係に取り組む。また、ウクライナ情勢、東シナ海、南シナ海、北朝鮮、ミャンマー等の地域・国際社会の諸課題に対する連携を確認する」狙いを語った。(編集担当:森高龍二)