北がミサイル発射、マッハ11約500km飛翔

2022年05月04日 16:13

 防衛省は4日、同日午後0時2分頃、北朝鮮が西岸付近から弾道ミサイルを東方向に発射したと発表。

 ミサイルは「最高高度約800km程度、距離約500km程度飛翔し、北朝鮮東岸の日本海、我が国排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推定される」としている。「現在まで、航空機、船舶からの被害報告等の情報は確認されていない」。

 岸信夫防衛大臣は岸田文雄総理の指示を受け、米国等と緊密に連携しつつ、情報収集・分析に全力を挙げる。不測の事態の発生に備え、引き続き警戒監視に万全を期すとしている。

 韓国軍合同参謀本部は北朝鮮によるミサイル発射は同日午後0時3分ごろ、平壌・順安から朝鮮半島東の東海(日本海)に向け発射と発表。聯合ニュースは「発射されたミサイルが大陸間弾道ミサイル(ICBM)など中長距離弾道ミサイルの可能性もあるとみて、韓国軍が分析を急いでいる」ことを伝えた。

 順安は3月24日にICBMの発射実験が行われた場所。韓国軍合同参謀本部は、ミサイルは約470km飛翔、高度約780km、最高速度マッハ11(音速の11倍)と分析している。(編集担当:森高龍二)