東京電力福島第一原発事故による被害が続いている。農家にとっては事故被害への補償こそあるものの、手塩に育てたコメが出荷制限対象になり、断腸の思い。原発事故の深刻さを考えれば脱原発を望む声は自然なのかもしれない。
原子力災害対策本部は26日、佐藤雄平福島県知事に対し、福島市旧立子山村と川俣町旧飯舘村で産出された平成24年産米の出荷制限を指示した。
25日までの検査結果を踏まえて措置した。原子力災害対策本部によると出荷制限品目を抱えている県は26日現在、青森、岩手、宮城、山形、茨木、栃木、群馬、埼玉、千葉、新潟、山梨、長野、静岡、福島と14県に及んでいる。(編集担当:森高龍二)