LEXUS、新型「RX」世界初公開 LEXUSの挑戦、グローバルコアモデルの新たな進化

2022年06月03日 07:17

LEXUS RX_RX450h+

カーボンニュートラル社会実現へ向け、多様なニーズに応えるパワートレーンをラインアップした新型「RX」。日本での発売は2022年秋頃の予定

 次世代LEXUSの目指す走りやデザインを追求し、全面刷新を遂げたLEXUSの中核ラグジュアリーSUVモデル、5代目「RX」がグローバル初公開となった。同時にフル電動モデル「RZ」も初公開となった。

 RXは新たな四輪駆動力システム「DIRECT4」を搭載し、走る楽しさを追求したパフォーマンスモデルの導入。魅惑的で走りを予感させる踏ん張り感のあるスタイルと独自性を追求した次世代LEXUSデザイン。PHEVモデルの導入など、カーボンニュートラル社会実現への貢献と多様なニーズに応えるパワートレーンをラインアップした。日本での発売は、2022年秋頃を予定する。

 RXは、1998年北米にてラグジュアリーSUVのパイオニアとして誕生。2005年には、LEXUS初のHVモデル「RX400h」を発売し、ラグジュアリーSUV市場初のHVモデル展開を果たした。1998年から2022年4月末時点まで、約95の国と地域で累計約350万台を販売。LEXUSのコアモデルとして、世界中のユーザーの支持を受け進化を遂げてきた。

 1989年の創業以来、LEXUSは常にイノベーションの精神を貫き、新たな技術や価値の提供に挑戦し続けている。さらに2019年に発表した電動化ビジョン「Lexus Electrified」に基づき電動化技術を用いた基本性能の大幅な進化を実現し、カーボンニュートラル社会実現に向けて、HEVやPHEVなどの電動化車両を提供する計画だ。

 5代目となる新型RX全面刷新のキモは、「対話できるクルマ、走って楽しいクルマ」への挑戦だ。車両の素性を徹底的に磨き上げ、LEXUSの原点である上質な乗心地と高い静粛性を大切にしながら、「Lexus Driving Signature」を進化させた。なかでもRX500h F SPORT Performanceには、RZに続き、電動化四輪駆動力システム「DIRECT4」を採用。新開発のハイブリットシステムと組み合わせることにより、レスポンスの良い伸びやかな加速を実現。緻密な四輪駆動制御で、前後輪のグリップ力を最大限に活かし、車両姿勢のコントロールも行ないながら、ダイレクトかつトルクフルな電動車の走りを実現している。

 また、グローバルコアモデルとして、より一層多様化するニーズやライフスタイルに寄り添い、そのうえでカーボンニュートラル社会実現に貢献すべく、多彩なパワートレーンを設定した。

 エクステリアデザインは新たな走りを予感させる、踏ん張り感のあるスタイルを表現。LEXUSの独自性を追求した「スピンドルボディ」と呼ぶ塊感のあるボディと、冷却機能を両立するフロントグリルが一体となった造形とした。ボディ寸法は旧型とほとんど同一の全長×全幅×全高4890mm×1920mm×1695mm、ホイールベース2850mmである。

 インテリアデザインは人間中心の「Tazuna Concept」に基づき、クルマとドライバーがより深く直感的につながり、操ることを楽しめる運転席と開放的で快適な居住空間の両立を目指し、長いホイールベースを最大限に活かした広い後席空間を確保した

 新型RXは、クルマの素性を徹底的に鍛え上げ、乗り味を進化させるため高い運動性能を実現するGA-Kプラットフォームとマルチリンク式サスペンションを採用。同時に高剛性ボディ&シャシーと軽量化の両立によってLEXUSの原点である上質な乗心地と高い静粛性を実現した。

 走りを追求したパフォーマンスモデル「RX500h F SPORT Performance」は、ドライバーの意図に忠実な走りを支える四輪駆動力システム「DIRECT4」を搭載。リヤアクスルに高出力モーターeAxleを搭載した新開発ハイブリットシステム「2.4L-T HEV」とした。

 そのほか多様化するニーズに応える多彩なパワートレーンとして、電動化技術による新たなドライビング体験を実現する「2.4L-T HEV DIRECT4」(RX500h)、クラストップレベルのEV航続距離と力強い加速性能を実現する「2.5L PHEV E-Four」(RX450h+)、低燃費と気持ちの良い走りを実現する「2.5L HEV E-Four/FF」(RX350h)、トルクフルでダイナミックな走りを実現する「2.4L-T AWD/FF」(RX350)をラインアップした。

 もちろん最新の予防安全機能もフル搭載する。人間中心の考え方に基づいた先進の予防安全技術「Lexus Safety System +」をはじめ、快適な移動を支える「Lexus Teammate」など、先進技術による新たな体験価値をもたらす最新装備を積んだ。(編集担当:吉田恒)