勤労者世帯実収入 前年同月比実質3.5%減少

2022年06月08日 06:34

 総務省が7日発表した4月の家計調査報告によると、2人以上の勤労者世帯の世帯当たりの実収入は53万9738円と前年同月比で実質「3.5%の減少」、名目でも「0.6%の減少」となった。実収入の減少は2か月ぶり。

 内訳では世帯主が37万4950円で、前年同月比で実質「マイナス2.7%」、配偶者は8万3939円で「1.2%の増」。可処分所得は43万6850円と「マイナス3.6%」で9か月ぶりの減少になった。

 一方、消費支出は1世帯当たり30万4510円と前年同月比で実質「マイナス1.7%」していた。内訳でプラスになったのは光熱・水道(2万7044円、2.5%)被服・履物(1万552円、8.7%)教育(2万4080円、6.3%)教養娯楽(2万8600円、6.3%)。

 マイナスになっていたのは食料(7万7014円、2.1%減)住居(1万7725円、10.6%減)家具・家事用品(1万860円、2.2%減)交通・通信(4万2053円、8.1%減)などになっていた。(編集担当:森高龍二)