政治と旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の関係、自民党と旧統一教会の関係で自民党の茂木敏充幹事長は1日までの記者会見で「党として関係は一切ない」と関係を完全否定しているが、前参議院議長の伊達忠一氏がHTB(北海道放送)取材に「旧統一教会票を安倍(晋三)氏に依頼した」と告白。安倍元総理と統一教会の関係を如実に語った。
それによると、2016年の参院選で安倍総裁(当時)を通して旧統一教会の支援も受けた宮島喜文議員の今年7月参院選挙での再びの支援について、安倍氏は「悪いけど勘弁してくれ。井上(義行氏)をあれ(支援)するんだ」と語ったといい、「いやいやそんなこと言わないで」とお願いしても変わらなかったとしている。それで「(宮島氏は)出馬を止めた。その票がなかったら自分は(当選)無理だと思ったんじゃないか」と語っている。井上氏は今回選挙で当選した。
旧統一教会問題を追及している有田芳生前参院議員は「安倍晋三元総理と統一教会の関係を明らかにした決定的証言」としてHTB(北海道)ニュースをツイッターで紹介。「伊達忠一元参議院議長は宮島(喜文)議員が選挙に出なかった背景まで語っています」と発信している。
こうした証言があっても自民党との関係は一切なく、安倍元総裁と旧統一教会との個人的つながりだけの話というのだろうか。次々、新たに出てくる旧統一教会とのつながり。政治家と旧統一教会の関係性の一掃へ、国会の場で明らかにしていくことが求められている。(編集担当:森高龍二)