統一教会13代会長結婚式に萩生田氏出席し祝辞

2022年08月13日 16:22

 自民党の萩生田光一政調会長が2014年の日本統一教会(世界平和統一家庭連合日本協会)第13代会長の結婚式に来賓出席し、来賓の筆頭で祝辞を述べていた。来賓祝辞の2番手には中川雅治前参院議員の名前があった。中川氏は今年7月の参院選挙には立候補せず、後継として元おニャン子クラブメンバーで俳優の生稲晃子氏が立候補、周知の通り、当選し参院議員に就いている。

 萩生田氏らが出席、祝辞を述べた結婚式は2014年10月11日に行われ、式次第には来賓紹介筆頭に萩生田衆院議員、次いで中川参院議員の名が印刷されている。

 第13代会長 徳野英治氏は2008年に日本統一教会会長に就任していたが、統一教会系印鑑販売会社「新世」が不安をあおって高額な印鑑を販売した特定商取引法違反で摘発された事件の責任をとるとして2009年に会長を辞任、しかし2012年12月に会長に返り咲いた。

 そして2015年、下村博文文科大臣時代に「世界平和統一家庭連合」に名称変更が認証された後も、2020年まで会長を務めた人物。2014年当時は天宇平和連合日本会長、平和大使協議会会長、世界平和連合常任理事にも就いていた。

 萩生田氏は安倍晋三元総理の側近としても知られる人物だが、日本統一教会との関係の深さを示しているのではないか。式次第印刷物には「世界の平和は祝福結婚から」との項目もあり、そこでの来賓あいさつには近藤充都議会議員(2014年当時)の名もあった。(編集担当:森高龍二)