針路誤りアジア諸国に多大の苦痛与えたと反省

2022年08月16日 07:36

 立憲民主党の泉健太代表は終戦記念日の15日、戦没者へ哀悼の意を示したうえで「先の大戦で、我が国は国家の針路を誤り、国民のみならず多くの国々、とりわけアジア諸国・地域の人々に多大の損害と苦痛を与えました。私たちはこのことを深く反省し、二度と戦争の惨禍を繰り返すことのないよう、あらためて誓います」との談話を発表した。

 また「ロシアによるウクライナ侵攻は断じて許されず、ロシアの即時停戦、即時撤退を強く求めます。そしてあらゆる戦争、暴力、貧困の撲滅に向け、私たちは取り組まねばなりません」と決意を示した。

 また「中国、ロシア、北朝鮮など周辺国の動向には常に目を配り、我が国の安全保障環境を現実的に着実に構築していく」と強調。一方で安全保障環境の変化を理由に核共有論や集団的自衛権拡大を正当化する右傾の風潮には「平和主義を掲げる憲法のもと、戦後歩んできた平和と繁栄の道をこれからも守り続けましょう。非核三原則を壊す『核共有』や際限なき集団的自衛権の拡大、シビリアンコントロールの形骸化など、立憲主義、平和主義を脅かす動きを見過ごすことはできません」と断じた。(編集担当:森高龍二)