浜田靖一防衛大臣は13日の記者会見で、安倍晋三元総理の国葬儀に自衛隊員千数百人が参加する方向で検討していると語った。
13日の閣議で自衛隊の儀じょうなど、自衛隊の参加が了解されたとしており「国葬儀が滞りなく厳粛に執り行われるよう準備している。具体的内容については、これまで日本武道館で実施された元総理の内閣・自民党合同葬の例を踏まえ、儀じょう、と列、弔砲、奏楽に係る要員等、合計千数百名程度が参加する方向で検討中」と述べた。
また弔砲については「栄誉礼等及び礼砲の実施要綱について」に準じ、19発を発射する方向で検討しているとした。
自衛隊を巡っては7月に行われた安倍元総理の「家族葬」に陸上自衛隊の特別儀じょう隊が参列していた。私的な家族葬に儀じょう隊が参列したのは戦後初めて。安倍氏は自衛隊を憲法に明記するよう改憲主導してきた人物だが、閣議了解もない中での家族葬への参列には疑問や問題視する声があがっている。(編集担当:森高龍二)