新型コロナウイルスの流行は未だ収まらないものの、水際対策の緩和や全国旅行支援が始まったこともあり、少しずつ日常が戻りつつある。第8波やインフルエンザにはまだまだ十分な警戒が必要だが、今年は久しぶりに活気のある年末年始になりそうだ。
そんな中、巷では早くも「福袋」の予約販売が始まっている。気の早いところでは、すでに11月から、百貨店や家電量販店なども12月に入ってから続々と、公式サイトなどを通して予約販売を開始。中にはもう限定数に達して予約販売を締め切ってしまったものや、12月の半ば頃には受付終了を告知しているものも多い。人気商品はもちろん、狙っているブランドやメーカーの福袋がある場合は、売り切れないうちになるべく早めに予約した方がよさそうだ。
福袋といえば、ファッションやコスメ、グルメ、家電製品の福袋を思い浮かべる人は多いと思うが、近年は「こんなものまで?」と驚くような、アイデア豊富な福袋も登場している。
例えば、「おしゃれ手帖」や「リンネル」など、ファッション雑誌で業界をリードする宝島社では、過去のバックナンバーから人気が高かった付録の付いた雑誌数冊を厳選してセットにした福袋を定期的に販売している。今や、それ目当てに雑誌を求める人も多いほど、豪華な付録が付いた宝島社の雑誌。その中でも厳選された人気付録の詰め合わせ、しかも他ではもう手に入らないモノだけに、予約が始まれば売り切れ必至だ。買い逃してしまった付録がある場合はとくに見逃さないようにしたい。
また、グルメはグルメでも、産地直送のグルメ福袋でオススメなのが農協の福袋だ。農協では公式サイト「JAタウン」内で、全国の農畜産物・名産品を詰め合わせた福袋を通販で展開。4000円、7000円、10000円と、3つの価格帯、全10種の福袋を用意している。「贅沢黒毛和牛尽くし福袋」や「おおいた冠地どり福袋」、「淡路島の恵みセット」など、農協自慢の産直グルメが、およそ1000円から2000円程度も安く買える。百貨店などのグルメ福袋もいいけれど、食の最前線である農協が厳選したものだけあって、内容はお墨付き。オトク感も満載だ。
そして極めつけが、なんと「家」の福袋。木造建築を手がけるアキュラホームグループは、新年1月2日から「新春初夢福袋」として、全国39(サンキュー)組限定で通常販売価格1180万円相当の2階建3LDKの「超空間の家 スマート」を999(サンキュー)万円(税抜)で販売する。いくら住宅が高額とはいえ、200万円近くも値引きになるのは驚きだ。しかし、決して安普請の住宅を安売りするわけではない。
同社は1995 年に「建設省住宅建設コスト低減提案」に入選し大臣表彰を受賞して以来、一貫して「高品質な住宅」を「適正価格」で提供すべく、研究開発に取り組んできた。そして度重なる耐震実験や耐風実験、カベワン GP(グランプリ)への参画など、弛まぬ技術開発によって、これまで鉄骨やRC造でしか実現できなかった邸宅のような住まいを木造で実現したのが、今回の福袋商品である剛木造「超空間の家」なのだ。LDKにキリンが登場するTVCMなどでも話題を呼び、多くのユーザーから好評を得ているこの「超空間の家」を、コロナ禍中でも過去最高の契約棟数を達成し続けている感謝の気持ちを込め、顧客に還元すべく、今回の思い切った福袋企画に踏み切ったのだという。
コロナ禍や記録的な円安など、不安要素も多いが、ようやく待ちに待った日常が戻りつつある今、正月くらいは財布のひもを少しだけ緩めて、福袋や福袋企画を楽しんでみてはいかがだろうか。きっと大きな福が舞い込んでくるはずだ。(編集担当:藤原伊織)