政治資金パーティの収入を実際より少なく政治資金収支報告書に記載したとして、東京地検特捜部は22日、薗浦健太郎前衆院議員=21日に議員を辞職し、自民党を離党=(千葉5区)を政治資金規正法違反の罪で略式起訴した。
略式起訴されたのは薗浦前議員と公設第一秘書、元政策秘書の3人。薗浦前議員らは共謀して政治資金パーティの収入を実際より約4000万円少なくして収支報告書に記載。薗浦前議員は「誤った収支報告書を提出してしまったことは国民の政治不信を招きかねないものであり申し訳なく、心より反省している」などとコメントしていた。
政治資金規正法違反で罰金刑が確定すれば「原則、公民権は5年間停止」となる。特捜部は公設第一秘書らから任意で事情聴取。公設第一秘書は政治資金パーティの実際収入と一部は収支報告書に記載しないことを薗浦前議員に報告したと話しているという。薗浦前議員の辞職に伴う補欠選挙は来春に行われるもよう。(編集担当:森高龍二)