TOYOTAブースではプロドライバーが監修し、カスタマイズを施した車両を展示するほか、2023年より新たに発売を予定しているGRパーツ、およびGRヘリテージパーツを展示 豊田章男氏やプロドライバーなどが出演予定のトークショーを実施、同社You Tubeでライブ配信する
2023年1月13日から15日、世界最大のカスタムカーのイベント「TOKTO AUTO SALON 2023」が千葉・幕張メッセで開催される。主催は東京オートサロン事務局だ。コロナ禍の影響で、東京モーターショーをはじめ大規模自動車イベントが軒並み中止され、今回のオートサロンは久々の大型イベント。各メーカー、力の入った展示が期待される。
今回で41回目となる「TOKYO AUTO SALON」は、国内主要自動車メーカーや輸入車インポーター、自動車関連メーカーやアフターパーツメーカー、カスタムショップなど341社あまりが出展し、多種多様なカスタムカーが紹介される。また、話題のクルマによるデモラン、パワフルなライブステージなど、盛りだくさんのコンテンツが展示会を盛り上げる。
1月13日の「オープニングセレモニー」を皮切りに、イベントホールではJAFによる「ドライバー・オブ・ザ・イヤー2022」表彰式、14日には「日本レースクイーン大賞2022」表彰式、15日には「東京国際カスタムカーコンテスト2023」表彰式などが実施される。
日本の自動車メーカーで出展概要を一部紹介しよう。
TOYOTA GAZOO Racing(TGR)とLEXUSは、“トヨタはクルマ好きを誰ひとり置いていかない”を共通テーマとし、「愛車を守るカーボンニュートラル」「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」「愛車と楽しむ多様なライフスタイル」の3つのコンセプトに沿った車両やパーツなどを展示する。なお13日9時30分より実施予定のプレスカンファレンス、会期中に社長の豊田章男氏やプロドライバーなどが出演予定のトークショーを実施、同社You Tubeでライブ配信する。
また、同社ブースではプロドライバーが監修し、カスタマイズを施した車両を展示するほか、2023年より新たに発売を予定しているGRパーツ、およびGRヘリテージパーツを展示。加えてLEXUSとTOYOTAからTOKYO OUTDOOR SHOW 2023にも初出展する。
日産自動車は、「東京国際カスタムカーコンテスト2022」でグランプリを受賞した「FAIRLADY Z CUSTOMIZED PROTO」を忠実に再現した市販モデル「FAIRLADY Z CUSTOMIZED EDITION」を初公開する。また、策年11月にフルモデルチェンジした新型「セレナ」をはじめ「ルークス」「キャラバン」「キューブ」のコンセプトカーや「日産サクラ」「日産アリア」の「NISSAN e-シェアモビ」向けコンセプトモデルなどを展示し、日産の新しいカスタマイズの世界を紹介する。
さらに、日産モータースポーツ&カスタマイズからは、SUPER GTやFIA フォーミュラE世界選手権等のモータースポーツをテーマに「NISMO」と日産直系のカロッツェリアとしてデザインや機能に高度な付加価値を加える「AUTECH」の2ブランドから、それらを象徴する4台を展示する。
Hondaは、独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載した市販車をカスタムしたコンセプトモデルに加え、2024年シーズンの実戦投入を目標に開発を進めている新型レーシングカーのコンセプトモデルを初公開する。2022年のモータースポーツシーンを彩ったマシンも展示し、Hondaのスポーツマインドを表現したブースを展開する。
そこでは、新開発の2リッター直噴4気筒エンジンと進化したハイブリッドを組み合わせた「スポーツe:HEV」を搭載し、爽快な走りを実現するCIVICとZR-Vをベースに、“スポーツを視覚から感性に訴える”カスタマイズを施したコンセプトモデルを初公開する。
なかで注目モデルは、開発中の無限用品を装着したZR-Vコンセプトモデルだ。無限らしいスポーティなエアロパーツやパフォーマンスパーツなど、妥協なきパーツを装着したコンセプト車両となったという。
SUBARUと同社のモータースポーツ統括会社のSTIは、11月の米ロサンゼルスショーで世界公開した新型インプレッサの日本仕様プロトタイプをベースにした「STiヴァージョン」や、レヴォーグSTi R EXをベースにした特別仕様車、「レヴォーグSTi Sport #」プロトタイプを展示する予定だ。
さらに、モータースポーツ参戦車の「SUBARU BRZ GT300 2022」「SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2023」「SUBARU WRX RALLY CHALLENGE 2023」を展示する。(編集担当:吉田恒)