G7各国と胸襟開き、個人的信頼深めると総理

2023年01月10日 06:39

 岸田文雄総理は8日、フランス、イタリア、英国、カナダ、米国訪問を前に記者会見。「G7各国と胸襟を開いて、個人的な信頼関係をより深める、率直な議論をしていきたい」と語った。

 また「ロシアによるウクライナ侵略を始めとする厳しい安全保障環境の中にあるということ、世界経済も下方リスクの可能性に直面をしているということなどの現下の情勢について共通認識を持った上で、G7議長国としての考え方を示し、連携を確認したい」と述べた。

 岸田総理は「法の支配あるいはルールに基づく国際秩序を守り抜くのだという基本姿勢を確認することが重要と考えている。総理に就任してから初めてワシントンDCを訪問する。バイデン大統領との日米首脳会談はG7の議長国としての腹合わせだけではなく、国家安全保障戦略を始めとする安全保障3文書を改定した。裏付けとなる防衛力の強化の具体策を明らかにした。日米同盟を強固なものにしていく、日米協力して自由で開かれたインド太平洋の実現に向け努力をしていく、こうした方向で緊密な連携を確認する貴重な場になる」と語った。(編集担当:森高龍二)