諸課題克服へG7首脳と議論し道筋示す 総理

2023年04月21日 06:42

 岸田文雄総理は20日、都内で開かれたB7東京サミット開会式に出席し(1)法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守り抜く事(2)グローバル・サウスと呼ばれる国々への関与の強化の視点を重視したうえで「G7広島サミットにおいて国際社会の諸課題を克服するための決意、道筋、具体的行動を示したい」と強調した。

 岸田総理は「今日の国際社会はロシアによるウクライナ侵略という、国際秩序の根幹を揺るがす事態に直面している。今、世界は歴史的な転換期にある」とし「価値を共有するG7が負う責任は極めて重い」と訴えた。

岸田総理は「G7広島サミットで議論すべき課題は山積している。エネルギー・食料安全保障を含む世界経済、ウクライナやインド太平洋を含む地域情勢、核軍縮・不拡散、経済安全保障、気候変動、保健、開発といった地球規模の課題、そしてジェンダーやデジタル化などへの対応などだ」と述べ「幅広い課題についてG7首脳と胸襟を開いて突っ込んだ議論を行い、成果を示していきたい」と述べた。(編集担当:森高龍二)