小泉政治以後、情が無くなってきたと危惧

2012年11月26日 11:00

 新党大地の鈴木宗男代表は北海道で政界引退を表明した鳩山由紀夫元総理に「65歳、もうひと働きできる年齢。(引退は)潔すぎる」と感想をもらし「今の政治に欠けているのは情である」と情が無くなってきていると危惧した。

 鈴木代表は「小泉政治以後、無くなってきたと感じる」と言い、「情を失ったら人間ではない」と情を大事にすべきとした。

 鳩山元総理は民主党からの総選挙出馬に向けて事務所開きを済ませていたが、党公認については党の方針に従うことを誓約し、誓約書を出さなければならなかったことから「TPP交渉参加への加速化、沖縄のオスプレイ配備、原発再稼動などには野田政権と違う主張を続けてきた」として「公認をもらって戦うことはできない」と急転直下、引退表明した。社会保障の財源として必要とした消費税増税にも反対した。

 鈴木代表は「政権交代の立役者に踏み絵をさせる民主党のやり方は自分で自分の首をしめているように思える」と、議論百出の中で、そこで最終、党としての方針が決まればそれに従うことは必要だろうが、公認条件に党の方針に従うことに誓約を求めるのは行き過ぎがあるのではと他党のことながら、疑問を投げた。(編集担当:森高龍二)