鈴木俊一財務大臣と韓国の秋慶鎬(チュ・ギョンホ)経済副総理兼企画財政部長との日韓財務大臣級対話が29日都内であった。両大臣は「ロシアの戦争に起因する世界経済の困難に対処するため引き続き国際協力を促進する」としたうえで「ロシアのウクライナに対する不法な戦争の即時終結を求める」と強調した。
両大臣は「ロシアのウクライナに対する侵略戦争を非難することで結束する」とし「ロシアの戦争はインフレ圧力を助長し、サプライチェーンを混乱させ、エネルギー及び食料不安を高めるなど世界経済の課題を悪化させた」としている。
両大臣は「世界経済・地域経済は新型コロナウイルスのパンデミックやロシアのウクライナ侵略戦争、これに伴うインフレ圧力など複数のショックに対する強靭性を示しているが、見通しについては不確実性が高まっている」とし「地域経済の成長を支え、金融の安定を維持するため、引き続き警戒し、機動的に政策対応を行うことが重要」との認識を共有した。(編集担当:森高龍二)