オリックスは、らでぃっしゅぼーやと提携し、11月より農業生産者向けのファイナンスサービス事業を開始する。
同サービスは、らでぃっしゅぼーやが11月から開始する「らでぃっしゅぼーや農業総合サービス事業」の一環として行うもので、らでぃっしゅぼーやが提携する農業生産者が農業機械やビニールハウスなどの設備を導入する際に、リース、レンタル、割賦といった調達手法を提供。これにより、農業生産者は設備の初期導入コストを抑え、費用を平準化することができる。
日本国内の農業生産者は2009年では約170万世帯(総務省調べ)とされ、そのほとんどが小規模の生産者といわれている。そのため、生産高・売上高ともに低く、金融機関に対する信用力、設備投資力が弱いのが実情だという。同サービスでは、らでぃっしゅぼーや経由での転リース、転レンタルなども用意することで、小規模な生産者も必要な機械・設備を導入することが可能となる。
オリックスは今後も、らでぃっしゅぼーやと共に農産・畜産・水産に携わる生産者のニーズを捉えながら、設備調達時のファイナンスのみならず、環境・エネルギーサービスなど、ユーザーのさまざまなニーズに応じた商品・サービスを提供していく。